トランプ氏 議会乱入めぐる初公判 スーパーチューズデー前日に

アメリカのトランプ前大統領がおととし起きた連邦議会への乱入事件をめぐり、大統領選挙の結果を覆そうとしたとして起訴された事件で、アメリカの主要メディアは初公判が来年3月4日に決まったと伝えました。この日は大統領選挙に向けて与野党の候補者選びが多くの州で行われる「スーパーチューズデー」の前日で、選挙戦への影響が注目されます。

アメリカのトランプ前大統領は、おととし連邦議会に支持者らが乱入した事件をめぐり、その前の年に行われた大統領選挙の結果を覆そうと結果を確定する手続きを故意に妨げたとして国家を欺こうとした罪など4つの罪で起訴されています。

アメリカの主要メディアは28日、首都ワシントンの連邦地方裁判所がこの事件についての初公判を来年3月4日に開くことを決定したと伝えました。

3月4日は大統領選挙に向けた各党の候補者を選ぶ予備選挙や党員集会が多くの州で一斉に行われる「スーパーチューズデー」の前日です。

トランプ氏は大統領選挙への立候補を表明していて、裁判の行方が選挙戦にどのような影響を与えるのか注目されます。

一方、トランプ氏が3年前の大統領選挙で敗れた際に南部ジョージア州の結果を覆そうとしたとして起訴された事件について、主要メディアは裁判所が来月6日に罪状認否の手続きを行うと伝えました。