台風9号 先島諸島 30日以降高波注意 11号は31日以降沖縄接近か

非常に強い台風9号はフィリピンの東の海上を北寄りに進んでいて、沖縄県の先島諸島では30日以降、しける見込みで、高波に十分注意が必要です。

一方、台風11号は日本の南を西寄りに進み、31日以降、沖縄県に接近するおそれがあり、最新の情報に注意してください。

気象庁によりますと、非常に強い台風9号はフィリピンの東を北西に進み、今後、台湾の南の海上を進む見込みです。

沖縄県の先島諸島では次第に波が高まっていて、30日から31日にかけてうねりを伴ってしける見込みで、高波に十分注意が必要です。

また、台風11号は日本の南の海上を西へ進んでいます。

台風は今後、発達しながら北寄りに進み、31日以降、暴風域を伴って沖縄県に接近するおそれがあります。

2つの台風の影響で、南西諸島では30日にかけて暖かく湿った空気が流れ込んで大気の状態が不安定になる見込みで、落雷や竜巻などの激しい突風、急な強い雨に注意が必要です。

また、小笠原諸島や西日本でも31日にかけて風が強く、波も高くなってしけるおそれがあり、気象庁は、最新の情報に注意するよう呼びかけています。

一方、日本の東にある台風10号は29日午後3時に温帯低気圧に変わり、日本から次第に遠ざかる見込みです。

北~西日本 各地で猛暑予想 雷伴う激しい雨のおそれも

北日本から西日本の広い範囲では30日も気温が上がり、各地で35度以上の猛暑日になると予想されています。

また、気温の上昇や暖かく湿った空気の流れ込みなどの影響で、30日も北日本から西日本では大気の状態が不安定になり、局地的に大気の状態が非常に不安定になって、雷を伴って激しい雨が降るおそれがあります。

気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に十分注意するとともに落雷や激しい竜巻などの突風、ひょうに注意するよう呼びかけています。