「ワグネル追放を」ポーランドやバルト三国がベラルーシに要求

ロシアの民間軍事会社ワグネルの戦闘員を受け入れているとされるベラルーシ政府に対して、ポーランドやバルト三国が、戦闘員の追放を求める共同声明を発表しました。

ロシアやベラルーシと国境を接するポーランドとバルト三国の内相は28日、ポーランドで会合を開き、ベラルーシ政府に対して、ワグネルの戦闘員を追放するよう求める共同声明を発表しました。

声明は地域を不安定化させるロシアとベラルーシによる試みには4か国が共同で対応し、場合によっては国境を閉鎖する可能性もあると強調しています。

地元メディアによりますとリトアニアのビロタイテ内相は国境の閉鎖について、4か国いずれかの国境で武力を伴う事案が発生し、安全保障に深刻な脅威をもたらすとみなされる場合などに行われると説明したということです。

ポーランドとバルト3国はことし6月以降、ベラルーシでのワグネルの戦闘員の活動に警戒を強めていて、代表のプリゴジン氏が死亡したあとも警戒を続ける姿勢を示した形です。