「ZOZOマリンスタジアム」改修や建て替え 来年度中に具体案

プロ野球・ロッテの本拠地「ZOZOマリンスタジアム」の改修や建て替えといった方向性を検討するための調査結果を千葉市がまとめ、来年度中に具体案を決めることにしています。

千葉市美浜区、幕張新都心地区にあるZOZOマリンスタジアムは完成から30年以上がたち老朽化が進んでいて、千葉市は今の球場の改修や別の場所での建て替えなど6つの案について、それぞれを実現した場合の費用や課題を調査してまとめました。

それによりますと、今の球場を改修し新たな機能を加えない「現状維持」案は、工事費が最大130億円余りと最も安く、幕張新都心内の別の場所に開閉式のドーム球場を新たに建てる案は、最大およそ650億円と最も高くなると試算されています。

案ごとの優劣や方向性は示されず、千葉市は今後、球団や県と協議を進め、来年度中に具体案を決めることにしています。

千葉市の神谷俊一市長は「スタジアム単体ではなく、街づくり全体の観点から検討したい。費用が高額になる場合は民間からの出資も含めて考える必要がある」と話しています。