生徒提案でアイスクリームの自販機設置 石川 加賀の公立高校

石川県加賀市の公立高校では、ユニークな取り組みを通じて学校の魅力の向上につなげようと、生徒の提案によりアイスクリームの自動販売機が設置されました。

加賀市にある県立大聖寺高校では、入学希望者が定員割れになるなど学校の魅力の向上が課題となっていて、生徒会はことし3月、全校生徒からアイデアを集めました。

その結果、アイスクリームの自動販売機を設置するアイデアが採用され、生徒会のメンバーは設置により期待できるリフレッシュ効果について校長に説明をしたり、アイスクリームの種類について業者とやりとりしたりして、半年にわたって準備を進めてきました。

そして28日、自動販売機が学校の玄関に設置され電源が入れられると、生徒たちからは大きな歓声が上がっていました。

生徒会では、食べ歩きの禁止や、ゴミは専用ボックスに捨てるといったルールも自主的に考えたということです。

生徒会では、学校の魅力向上を目指した別の取り組みも検討したいとしていて、生徒会長の向出惺真さんは「とうとう自販機が設置されてうれしい。ありきたりではないユニークな取り組みを進め魅力的な学校にしていきたい」と話していました。