パリパラリンピック組織委会長「障害に対する見方を変えたい」

パリパラリンピックの開幕まで1年となるのにあわせ、パリ大会の組織委員会が会見を開き、エスタンゲ会長は「パラリンピックの力を使って、障害に対する見方を変えたい」と意気込みを述べました。

フランスの首都パリで初めて開催されるパラリンピックは、来年8月28日に開会式が開かれ、22競技の549種目が実施され、最大で4400人の選手が参加する見込みです。

28日、開幕まで1年となるのにあわせ、パリ大会の組織委員会が記者会見を開き、IPC=国際パラリンピック委員会のパーソンズ会長や選手らが招かれました。

冒頭、組織委員会のエスタンゲ会長は、「パリで初めてとなるパラリンピックの成功を確信している。大会の力を使って、障害に対する見方を変えたい」と意気込みを示すとともに、開幕までの1年間に、競技を紹介するイベントなどを行い、大会の機運を高めるため全力で取り組む考えを示しました。

また、IPCのパーソンズ会長は「パリパラリンピックは、東京大会と異なり、ついに観客が会場に戻る。すばらしいものになるだろう。パリから世界を変えよう」と大会に期待を示しました。

フランスのパラ選手「きっとすばらしい祭典に」

パラトライアスロン男子のフランスの選手で、東京大会で金メダルを獲得したアンカンカン選手は会見後、NHKの取材に対し「美しい街で行われる大会は、きっとすばらしい祭典になるだろう。観客と感動を分け合うのも楽しみだ。ぜひパリに見に来てほしい」と話していました。