カナダ海軍艦艇3隻 海自 横須賀基地に入港 神奈川

カナダ海軍のフリゲート艦など3隻の艦艇が28日、海上自衛隊横須賀基地に入港しました。中国が海洋進出の動きを強める中、新たに艦艇3隻を派遣することでインド太平洋地域への関与を強化するねらいがあります。

28日午前、海上自衛隊横須賀基地に入港したのは、カナダ海軍のフリゲート艦「オタワ」と「バンクーバー」それに補給艦「アステリクス」の3隻です。

カナダは海洋進出を強める中国を念頭にことし6月、インド太平洋地域へ派遣する艦艇を増やすことや、共同訓練を通じ同盟国などとの協力を強化すると発表しこの地域への関与を深める方針を掲げていました。

28日入港した艦艇はおよそ5か月間、インド太平洋地域に展開する予定で今後、南シナ海で他国との共同訓練に参加するなど各地で活動を行う見通しです。

艦内で記者会見を行った「オタワ」のサム・パチェル艦長は「この地域のパートナーとの相互運用性が高まることを期待している。海軍どうしの関係を築き、共に行動することが、私たちが築き上げることができるものだ」と話し、訓練を通じて同盟国などと関係を強化する考えを強調しました。