大気不安定 香川県で猛烈な雨 土砂災害に厳重警戒を

暖かく湿った空気などの影響で西日本から北日本にかけて大気の状態が不安定になっていて香川県では猛烈な雨が降ったとみられます。気象庁は、土砂災害に厳重に警戒するよう呼びかけています。

気象庁によりますと、暖かく湿った空気や日中の気温の上昇の影響で、西日本から北日本にかけて大気の状態が不安定になっていて、各地で局地的に雨雲が発達しています。

香川県の▽三豊市付近と▽まんのう町付近では、レーダーによる解析で午後2時40分までの1時間におよそ90ミリの猛烈な雨が降ったとみられ、気象庁は「記録的短時間大雨情報」を発表しました。

また、兵庫県が香美町に設置した雨量計では午後3時までの1時間に40ミリの激しい雨を観測しました。

大気の不安定な状態は、29日にかけて続く見込みで28日は、局地的に雷を伴って1時間に50ミリの非常に激しい雨が降るおそれがあります。

気象庁は、土砂災害に厳重に警戒するとともに、低い土地の浸水や川の増水に警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうにも注意するよう呼びかけています。

急に冷たい風が吹くなど発達した積乱雲が近づく兆しがある場合には頑丈な建物の中に移動するなど安全を確保してください。