「H2A」ロケット47号機 きょう打ち上げへ 月探査機など搭載

日本初の月面着陸を目指す月探査機「SLIM」などを搭載した「H2A」ロケット47号機が、28日午前9時26分に鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられます。

種子島宇宙センターでは、27日夜「SLIM」などを搭載した「H2A」ロケット47号機が組み立て棟から姿を現し、30分かけて発射地点に移されました。

打ち上げは、このあと午前9時26分の予定で、打ち上げを担当する三菱重工業によりますと、発射場周辺の天候は今のところ問題はないということです。

「SLIM」は日本初の月面への着陸を目指すJAXA=宇宙航空研究開発機構の無人探査機で、精密な着陸技術を実証するとともに月の岩石などを調べることにしています。

月への着陸が成功すれば世界で5か国目となり、得られたデータは、宇宙飛行士の月への着陸を目指すアメリカの国際プロジェクト「アルテミス計画」にも利用されることになっています。

「H2A」ロケットにはこのほか、NASA=アメリカ航空宇宙局などと共同で開発した新たな天体観測衛星「XRISM」も搭載されています。

「H2A」ロケットをめぐっては、ことし3月に新たな主力ロケット「H3」の初号機が打ち上げに失敗し影響が懸念されていましたが、JAXAは共通する部品の検査を強化するなど対策を講じてきました。

「H3」の打ち上げ失敗以降、初めてとなる大型ロケットの打ち上げが注目されます。