天然あゆを観光資源に「こうち天然あゆまつり」高知市で初開催

高知県産の天然のあゆの串焼きなどを味わえる催しが高知市で開かれました。

高知県は、県産の天然あゆを観光資源として活用して地域振興につなげようと、去年からさまざまなPRイベントを行っていて、27日は各地の川でとれたあゆを味わえる「こうち天然あゆまつり」を高知市で初めて開催しました。

会場には県内有数のあゆの産地、奈半利川や四万十川などからおよそ1000尾の新鮮なあゆが用意され、訪れた観光客は炭火で焼き上げたばかりのあゆの串焼きをほおばっていました。

また、あゆのつかみ取り体験も行われ、子どもたちが歓声を上げながら、元気よく泳ぎ回るあゆを次々と素手でつかまえていました。

県などによりますと、8月上旬から中旬にかけて台風の影響で大雨が降ったため、県内の漁獲量は例年をやや下回っていますが、大ぶりで身が締まったものが多いということです。

広島県から家族で訪れた観光客は、「この祭りを目当てに高知県まで観光に来ました。あゆは全く臭みが無くてとてもおいしいです」と話していました。