不登校の子どもがいる保護者のオンライン交流会 悩みなど語る

各地の学校で2学期が始まりつつある中、不登校の子どもがいる全国の保護者が悩みや不安を語る交流会が、栃木県内など各地の会場をオンラインで結んで開かれました。

交流会は夏休み明けの登校にプレッシャーを感じる子どもが増えがちなことから、NPO法人「登校拒否・不登校を考える全国ネットワーク」が毎年、この時期に開いていて、ことしは全国の8都市の会場をオンラインで結んで、不登校の子どもがいる保護者などおよそ300人が参加しました。

このうち栃木県栃木市では、子ども2人が不登校になった経験がある高実子麻衣子さんがみずからの経験を語り、最初は学校に行きたがらない子どもに付き添って登校するなどしていたものの、結果として子どもの気持ちを受け止めようとしていなかったと振り返りました。

各地の保護者からは、育て方に問題があったと親が自分を責めて孤立すべきではないとか、子どもの気持ちに寄り添って、学校に行かないという選択肢も自信を持って選ぶべきだといった意見が出ていました。

交流会のあと、高実子さんは「夏休みが終わって学校に行くことに不安を感じている人は多いと思います。1人で悩まず、信頼できる身近な人に相談してほしいです」と話していました。