気象庁によりますと、暖かく湿った空気や日中の気温の上昇の影響で、北日本から西日本の広い範囲で大気の状態が不安定になり、各地で局地的に雨雲が発達しています。
北海道の遠軽町生田原付近では、レーダーによる解析で午後3時20分までの1時間におよそ100ミリの猛烈な雨が降ったとみられます。
また、午後5時半までの1時間には北海道の苫小牧市で73ミリの非常に激しい雨を観測したほか、午後5時までの1時間には岡山県の鏡野町上齋原で49.5ミリの激しい雨が降りました。
北日本から西日本では28日にかけて大気の不安定な状態が続き、雷を伴って局地的に激しい雨が降るおそれがあります。
気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に警戒するよう呼びかけています。
また、北日本から西日本の広い範囲で、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうにも注意し、急に冷たい風が吹くなど発達した積乱雲が近づく兆しがある場合には頑丈な建物の中に移動するなど安全を確保してください。
北海道で猛烈な雨か 災害に警戒を 28日にかけ大気不安定な状態
暖かく湿った空気などの影響で、北日本から西日本の広い範囲で大気の状態が不安定になり、北海道ではレーダーによる解析で1時間におよそ100ミリの猛烈な雨が降ったとみられます。大気の不安定な状態は28日にかけて続く見込みで、気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に警戒するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意するよう呼びかけています。