古川聡さん搭乗 宇宙船 打ち上げ成功 国際宇宙ステーションへ

日本人宇宙飛行士の古川聡さん(59)らが搭乗する民間の宇宙船は、日本時間の26日午後4時27分に、アメリカ・フロリダ州から打ち上げられ、12分後に国際宇宙ステーションに向けた予定の軌道にのり、打ち上げは成功しました。

午後4時半すぎ 打ち上げは成功

「クルードラゴン」は、打ち上げから12分後の午後4時39分に予定された軌道でロケットから分離され、打ち上げは成功しました。

古川さんは27日、国際宇宙ステーションに到着し、およそ半年間滞在することになっています。

国際宇宙ステーションでは、将来の有人宇宙探査を見据え、尿などの成分を浄化して飲料水に再生する装置の改良などさまざまな科学実験を行う計画です。

午後4時半前 打ち上げ

「クルードラゴン」が午後4時半前にアメリカ・フロリダ州から国際宇宙ステーションに向けて打ち上げられました。

宇宙船は打ち上げから、およそ12分後にロケットから分離される予定で、打ち上げの成否が判明します。

午後1時すぎに発射台へ移動

古川聡宇宙飛行士は日本時間の午後1時すぎ、宇宙服を着用して建物から姿を見せ、見送りに来た日本の宇宙飛行士、大西卓哉さんら関係者と言葉を交わし、記念撮影に笑顔で応じました。

そして、一緒に宇宙に行くアメリカとロシア、それにデンマークの3人の宇宙飛行士とともに移動用の車に乗って発射台に向けて移動しました。

このあと古川さんら4人は宇宙船に搭乗し、通信機器の確認を行うなどして打ち上げまで船内で待機することになっています。

打ち上げ予定は午後4時27分

古川聡さんはアメリカの民間の宇宙船「クルードラゴン」に搭乗して、日本時間の26日午後4時27分に、フロリダ州のケネディ宇宙センターから国際宇宙ステーションに向けて打ち上げられる予定です。

打ち上げは、当初は25日の予定でしたが、NASA=アメリカ航空宇宙局は宇宙船の装置の一部を確認する作業に時間が必要だとして、延期していました。

古川さんは現在59歳。

今回が2回目の宇宙飛行で、ことし3月、地球に帰還した若田光一さんと並んで日本人として最高齢での宇宙飛行となります。