宇都宮のLRT きょう開業 コンパクトなまちづくり進められるか

全国で初めて、すべての線路を新しく建設したLRT=次世代型路面電車が、宇都宮市と隣接する芳賀町を結んで、26日に開業します。運行は午後3時からで、安全対策とともに、人口減少や少子高齢化が進む中でLRTによってコンパクトなまちづくりを進められるかが注目されます。

LRTは、JR宇都宮駅の東口と隣接する芳賀町の工業団地の14.6キロの区間を結び、午前中に記念の式典が開かれ、運行は午後3時に始まります。

電気で動き二酸化炭素を排出しないために環境に優しく、バリアフリーで定時制に優れているとされ、宇都宮市は、通勤客を中心に
▽平日は1日1万6300人余り
▽休日は5600人余りの利用者を見込んでいて、
開業初年度から黒字になると試算しています。

すべての線路を新しく建設したLRTは全国で初めてで、新しい路面電車の開業は国内で75年ぶりです。

人口減少や少子高齢化が進む中でLRTによってコンパクトなまちづくりを進められるか注目される一方、去年11月に起きた試運転中の脱線事故を受けて安全対策を強化していて、乗客の安全や歩行者や車との事故を防ぐ対策が重要な課題になります。