日大 アメフト部員薬物事件受け問題点など検証へ 第三者委設置

日本大学アメリカンフットボール部の男子部員が麻薬取締法違反の罪で起訴された事件で、大学は対応の問題点や背景などを検証するため第三者委員会を設置したことを明らかにしました。

事件では、去年10月以降、大麻使用の情報提供や部員からの自己申告がありながら学内で適切に共有されなかったことや、7月に大学が違法薬物を発見したあとおよそ2週間、警察に報告していなかったことなどが明らかになっています。

日本大学は24日付けで弁護士3人で構成する第三者委員会を設置したことを公式ホームページで明らかにしました。

内部の情報伝達のほか関係機関への連絡のあり方、法人としての判断や対応の問題点などを検証するとともに、その原因や背景を調べるとしています。

日本大学は「委員会からの調査結果を踏まえて、再発防止策と法人としての管理運営体制の再構築を含む改善計画を策定し、健全な法人運営に努めていく」とコメントしています。

また、日本大学はスポーツ科学部長を委員長として運動部の学生寮の管理体制や再発防止策を検討する調査委員会を設置したことも明らかにしました。