20歳の鍵山選手は去年2月、自身初のオリンピックとなった北京大会の男子シングルで銀メダルを獲得し、3年後に行われるミラノ・コルティナダンペッツォ大会では金メダル獲得を目指しています。
鍵山選手はことし3月から4月にかけてイタリアで長期の合宿を行った際、コストナーさんから振り付けなどの指導を受けていて、その後、表現力の強化を目指す鍵山選手サイドがコーチ就任を依頼し、コストナーさんが応じたということです。
ジャンプなど技術面の指導は父親の正和コーチが引き続き担当します。
コストナーさんはイタリア出身の36歳。
2006年に行われたトリノオリンピックでは選手団の旗手を務めました。
現役時代は滑らかで美しいスケーティングが持ち味で、2012年の世界選手権で優勝しオリンピックにはトリノ大会から4大会連続で出場してソチ大会では銅メダルを獲得しました。
コストナーさんは鍵山選手が来月、今シーズンの海外初戦として出場するイタリアでの大会からコーチとして帯同する予定です。
フィギュアスケート鍵山選手の新コーチにコストナーさんが就任
フィギュアスケートの北京オリンピック銀メダリスト、鍵山優真選手の新しいコーチに、イタリア出身で女子シングルのオリンピックメダリストであるカロリーナ・コストナーさんが就任しました。鍵山選手が目標に掲げる3年後のミラノ・コルティナダンペッツォ大会での金メダル獲得に向けて表現力を強化するねらいです。