そごう・西武 親会社セブン&アイから新たに3人の取締役が就任

大手デパートそごう・西武は、親会社のセブン&アイ・ホールディングスから新たに3人の取締役が就任したことを発表しました。アメリカの投資ファンドへの売却に向けた調整が難航するなか今月には社長の交代が行われたばかりで、親会社の意向で取締役会の構成を大きく変える異例の事態となっています。

業績の不振が続くそごう・西武をめぐっては、親会社のセブン&アイが去年11月、アメリカの投資ファンドに売却する方針を決めましたが、売却に反発し、ストライキも視野に入れた労働組合などとの調整が難航しています。

こうしたなか、そごう・西武は、24日付けで親会社のセブン&アイ・ホールディングスから新たに3人の取締役が就任したことを発表しました。

今月1日には、社長が交代するとともに、セブン&アイと関連会社から3人の取締役が就任したばかりで、親会社の意向で取締役会の構成を大きく変える異例の事態となっています。

理由についてそごう・西武は「親会社の意向で、詳しい理由は伝えられていない」としています。

また、セブン&アイは「売却の合意形成に向けたステークホルダーとの対話を継続するなかで、経営上の重要性の観点と売却の案件の規模から親会社の判断で行った」とコメントしています。