台湾 蔡総統 来月エスワティニ訪問 アフリカで唯一の外交関係

台湾の蔡英文総統は、来月、アフリカで唯一外交関係のあるエスワティニを訪問することになりました。

台湾総統府の発表によりますと、蔡総統は来月5日、台湾を出発してエスワティニに入り、国王のムスワティ3世と首脳会談を行います。

翌日には、エスワティニの独立55周年などを祝う式典に出席するほか、台湾が支援している病院を視察するなどして、8日に台湾に戻る予定です。

台湾とエスワティニの間は行き帰りとも専用機で直行するということです。

アフリカで中国が影響力の強化をはかる中、エスワティニは独立以来、台湾と外交関係を維持しています。

今回の蔡総統の訪問には経済閣僚も同行する予定で、新たな協力プロジェクトの推進などによって外交関係を強めるねらいもあるとみられます。