有事に備え港や空港の整備・拡充を指示 松野官房長官

総合的な防衛力の強化に向けた関係閣僚会議の初会合が開かれ、松野官房長官は来年度予算案の編成過程で有事に備え港や空港の整備・拡充など具体策の検討を進めるよう指示しました。

閣僚会議は去年策定された「国家安全保障戦略」で、総合的な防衛力の強化を図っていくことが明記されたのを受けて設置され、25日、松野官房長官や斉藤国土交通大臣らが出席して初会合が開かれました。

この中で松野官房長官は「周辺の安全保障環境が急速に厳しさを増す中、課題は幅広く、わが国全体の資源と能力を効率的に活用するため府省間の縦割りを打破し、防衛体制の強化を図っていくことが重要だ」と指摘しました。

そして、来年度予算案の編成過程で、有事に備え港や空港を含めた公共インフラの整備・拡充や、防衛装備品にも応用可能な民間による先端技術の研究開発の推進など具体策の検討を進めるよう指示しました。