そごう・西武の売却 25日予定の臨時取締役会延期 セブン&アイ

大手デパートそごう・西武の売却をめぐり、親会社のセブン&アイ・ホールディングスは、最終的な決議に向けて25日予定していた臨時取締役会の開催を延期することを決めました。会社側は近く取締役会を開き決議を行う方針です。

業績の不振が続くそごう・西武をめぐっては、親会社のセブン&アイが去年11月、アメリカの投資ファンドに売却する方針を決めましたが、売却に反発し、ストライキも視野に入れた労働組合などとの調整が難航しています。

こうした中、セブン&アイは、投資ファンドへの売却について最終的に決議するため、25日、臨時の取締役会を開くことを決めていました。

関係者によりますと、会社側はこの取締役会の開催を延期することにし、24日各取締役に通知したということです。

会社側の方針案では、売却の完了は来月1日で、売却額は2200億円を想定し、近く取締役会を開き決議を行う方針です。

延期の理由については、会社側が労働組合への説明を続けるためとみられ、最終的な決議まで残された時間が少ないなか、労働組合との調整が進むのかどうかは不透明な状況となっています。