全国知事会 新会長に宮城県 村井知事の就任が正式に決定

全国知事会の新しい会長に宮城県の村井知事が就任することが正式に決まり、村井氏は、人口減少が進む中、国と連携して行政のスリム化に取り組んでいきたいという考えを示しました。

全国知事会は24日、東京都内で会議を開き、鳥取県の平井知事の後任の新しい会長に、宮城県の村井知事が正式に就任することを決めました。

このあと村井知事は「東日本大震災から12年半が経過しようという中で、全国から多くの支援を賜った。福島県はいまだ復興の途上にあるが、宮城県と岩手県はインフラの復興は完了したと言えるまでになり、これからは支援を受けた皆さんに恩返ししたい」と述べました。

その上で、新会長として人口減少社会に対応する必要があるとして、全国知事会が一体となって、農産物などを海外に売り込んでいくプロジェクトを立ち上げることや、国と連携して、行政のスリム化に向けた検討を進めていきたいという考えを示しました。

村井氏は大阪府出身の63歳。

陸上自衛官や宮城県議会議員を経て、平成17年の県知事選挙で初当選し、現在5期目です。

全国知事会によりますと、宮城県の知事が全国知事会の会長を務めるのは初めてです。

村井氏の会長としての任期は来月3日から2年です。