白物家電 7月の国内出荷額 去年同月比14%余↓ 外出増加に伴い

白物家電の7月の国内出荷額は去年の同じ月と比べて14%余り減り、3か月ぶりにマイナスとなりました。業界団体では外出機会が増え、飲食店などでの消費が増える一方で、家電への消費意欲は低下しているとしています。

日本電機工業会によりますと、エアコンや洗濯機など白物家電の7月の国内出荷額は2429億円で、去年の同じ月と比べて14.2%減り、3か月ぶりのマイナスとなりました。

このうちエアコンの出荷額は967億円で去年の同じ月より22.8%減少しました。

去年、猛暑の影響でエアコンの買い替えが進んだ反動などでことしは出荷が減少しています。

また、洗濯機は333億円で7月として過去最高となった去年の同じ月より16.1%減少しました。

一方、ヘアドライヤーは34億円で34.4%増加し、外出機会が増える中で消費者の身だしなみへの意識が高まり、出荷が増えているということです。

日本電機工業会は「全体としては、外出機会の増加に伴い、消費者の支出が家電から飲食などのサービスにシフトする傾向が出ている。また、製品価格の上昇もあって家電への消費意欲は低下している」としています。