米大統領選へ 共和党がテレビ討論会 トランプ氏欠席の中で論戦

来年のアメリカ大統領選挙に向けて野党・共和党は候補者が参加する初めてのテレビ討論会を行い、欠席した支持率トップのトランプ前大統領をめぐって論戦が繰り広げられました。党内の支持動向にどのような影響を与えるのか注目されます。

来年のアメリカ大統領選挙で政権奪還を目指す野党・共和党は23日、党の候補者選びに向けて主要候補が直接、論戦を交わす初めてのテレビ討論会を開き、FOXニュースで全米に放送されました。

討論会は党内で最も多くの支持を集めるトランプ前大統領が欠席する中、8人の候補者が参加し、おととし、トランプ氏の支持者らが連邦議会に乱入した事件が議題の1つとして取り上げられました。

このうちペンス前副大統領は当時、トランプ氏が選挙結果を認めないよう迫ったとして「彼は憲法よりも自分を優先するよう求め、私は憲法を選んだ」と強調したほか、ニュージャージー州のクリスティー前知事は「みずからの政治的な成功を優先し、憲法の効力を停止しなければならないと主張した者は排除しなければならない」と述べてトランプ氏を批判しました。

また、各種世論調査の平均で現在、3番手につける起業家のラマスワミ氏は「トランプ氏は21世紀で最高の大統領だった」と述べてトランプ氏が起訴された事件で有罪判決を受けた場合、大統領として恩赦する考えを示しました。

さらに党内で2番目の支持を集めるフロリダ州のデサンティス知事は「民主党がこうした問題を争点にしたいことはわかっている。しかしわれわれは未来に目を向けなければならない」と述べてトランプ氏に対する批判を避けました。

党内の支持率で大幅にリードするトランプ氏をめぐって候補者の意見が分かれた形で党内の支持動向に今後、どのような影響を与えるのか注目されます。