米大統領選 トランプ氏 討論会欠席もインタビュー公開で対抗

来年のアメリカ大統領選挙に向けて野党・共和党の候補者が参加するテレビ討論会が行われる中、欠席したトランプ前大統領は、討論会に対抗する形でインタビューを公開し、存在感をアピールしました。

来年のアメリカ大統領選挙への立候補を表明しているトランプ前大統領は、共和党の候補者選びに向けて23日夜に開かれた主要候補によるテレビ討論会を欠席しました。

代わりにトランプ氏は、FOXニュースの元看板キャスターで保守層に人気のあるタッカー・カールソン氏のインタビューに応じ、その動画はテレビ討論会が始まる時間に合わせてカールソン氏のSNSで公開されました。

この中でトランプ氏は討論会を欠席した理由ついて、自身がほかの候補者を大幅にリードしていると強調したうえで「1、2時間を費やして大統領に立候補すべきではないような人たちから嫌がらせを受けるべきだろうか。討論会では参加者全員が私に質問をまくしたててくるに違いなく、意味がないと判断した」と述べました。

そして共和党のほかの候補者たちを批判したほか、自身が起訴されたことをめぐっては、バイデン政権の権力の乱用だと重ねて主張しました。

インタビューの動画は46分におよび、トランプ氏は討論会に対抗する形で自らの存在感をアピールしました。