【プロ野球結果】オリックス 山本由伸 両リーグトップの12勝目

プロ野球は6試合が行われ、パ・リーグ首位のオリックスは山本由伸投手が7回無失点で両リーグトップの12勝目を挙げ引き分けをはさんだ連勝を「5」に伸ばしました。セ・リーグ首位の阪神は中日に勝ち、優勝へのマジックナンバーを「24」としました。

パ・リーグ

西武×オリックス

西武対オリックスは、オリックスが3対0で勝ちました。

○勝ち 山本投手12勝5敗
▽セーブ 平野佳寿投手3勝1敗21セーブ
●負け 今井投手7勝4敗

オリックスは2回に押し出しのフォアボールで先制し、7回に頓宮選手のタイムリー、9回は森選手の犠牲フライで1点ずつ加えました。

先発の山本投手はランナーを出しながらも要所を締め、7回無失点で両リーグトップの12勝目を挙げました。

オリックスは今シーズン最長に並ぶ5連勝です。

西武は先発の今井投手が再三ピンチを招きながら6回1失点とふんばりましたが、打線が援護できませんでした。

ロッテ×ソフトバンク

ロッテ対ソフトバンクは、ソフトバンクが9対5で勝ちました。

○勝ち、有原投手6勝3敗
▽セーブ、甲斐野投手1勝2セーブ
●負け、中森投手1勝1敗
◎ホームラン ソフトバンク・中村晃選手4号、近藤選手19号
       ロッテ・ポランコ選手17号、18号、19号

ソフトバンクは1点を追う4回、中村晃選手のスリーランで逆転し9回には柳田選手のタイムリーや近藤選手のタイムリーツーベースなどで4点を奪い突き放しました。

先発の有原投手は7回途中まで投げヒット11本を打たれましたが、3失点にまとめ6勝目をあげました。

ロッテはポランコ選手が3本のソロホームランを打ちましたが、投手陣がふんばれませんでした。

ポランコ 1試合に3HR

ここまでチームトップの16本のホームランを打っているポランコ選手は4番・指名打者で出場し、
▽3回の第2打席に先制の17号ソロをライトへ
▽2点を追う7回の第4打席には再びライトへ18号ソロ
▽6点をリードされた9回の第5打席にも、19号ソロをライトへ打って、
この試合3本のホームランをマークしました。

ロッテの選手が1試合3ホームランをシーズンで2回打ったのは、1985年の落合選手以来、38年ぶり。外国人選手では1979年のレオン選手以来、44年ぶりです。

ポランコ選手は「感覚がすごくよく、スイングのときに体が開かないように取り組んでいる成果だと思う。38年ぶりというのは特別なことだが、今度は勝てるようにあすに向かっていきたい」と話していました。

日本ハム×楽天

日本ハム対楽天は日本ハムが10対4で勝ちました。

○勝ち ポンセ投手2勝4敗
●負け 松井友飛投手1勝2敗
◎ホームラン 日本ハム・万波選手20号
       楽天・フランコ選手11号

1回に3点を先制された日本ハムは2回、王選手からの3連続タイムリーと郡司選手の2点タイムリーなどで6点を挙げて逆転しました。

3回にも郡司選手の2打席連続の2点タイムリーなどで3点を追加し、6回には万波選手が5年目で初めて20号に到達するソロホームランを打ち、突き放しました。

先発のポンセ投手は2回以降立ち直り、5回3失点で2勝目をあげました。

楽天は先発の松井友飛投手が2回途中6失点と崩れ、3連敗です。

セ・リーグ

阪神×中日

阪神対中日は、阪神が7対2で勝ちました。

○勝ち 大竹投手9勝1敗
●負け 小笠原投手6勝9敗
◎ホームラン 阪神・佐藤輝明選手14号、近本選手7号
       中日・木下選手3号

阪神は2点を追う4回、佐藤輝明選手のソロホームランで1点を返し、続く5回に佐藤選手のタイムリーと木浪選手の犠牲フライで2点を挙げて逆転しました。

さらに6回にも近本選手がソロホームランを打つなど、その後も得点を加えました。

先発の大竹投手は5回2失点で9勝目。

4連勝の阪神はこのカード4年連続の勝ち越しを決めました。

中日は先発の小笠原投手が6回途中4失点とふんばれず、チームは6連敗となりました。

DeNA×広島

DeNA対広島は、広島が5対2で勝ちました。

○勝ち 大瀬良投手5勝9敗
▽セーブ 栗林投手2勝7敗12セーブ
●負け 濱口投手2勝6敗
◎ホームラン DeNA・佐野選手11号

広島は同点の6回、代打・田中選手が押し出しのフォアボールを選んで勝ち越し、7回には西川選手のタイムリーと松山選手のタイムリーツーベースで2点を加えました。

先発の大瀬良投手は5回2失点で5勝目を挙げ、チームは4連勝です。

DeNAは3回に佐野選手が同点のツーランを打って23イニングぶりの得点を挙げましたが、先発の濱口投手が粘れず4連敗で、4位に後退しました。

巨人×ヤクルト

巨人対ヤクルトは延長11回、巨人が4対3でサヨナラ勝ちしました。

○勝ち バルドナード投手1勝
●負け 阪口投手1敗
◎ホームラン ヤクルト・オスナ選手18号

巨人は0対3の7回、梶谷選手のタイムリーと秋広選手の2点タイムリーで追いつきました。

そして延長11回、ツーアウト一塁から梶谷選手がピッチャーを強襲する内野安打を打ち、ピッチャーが一塁に悪送球する間に門脇選手が一気にホームにかえりました。

巨人は先発予定だったグリフィン投手が試合前の練習中に打球を頭部に受けて負傷し、代わりに急きょ先発登板した菅野投手が7回3失点と試合を作りました。

5人目のバルドナード投手が来日初勝利をあげ、サヨナラ勝ちの巨人は3位に浮上しました。

ヤクルトはチャンスを生かし切れませんでした。