政治
公明 山口代表 来週訪中 処理水に関する対応 丁寧に説明へ
公明党の山口代表は来週、中国を訪れるのを前に岸田総理大臣と会談し、東京電力福島第一原発にたまる処理水の海への放出に関する日本政府の対応を、中国の要人に丁寧に説明する考えを示しました。
公明党の山口代表は、来週、4年ぶりに中国を訪問するのを前に、24日午後、総理大臣官邸で、岸田総理大臣とおよそ1時間、会談しました。
この中で両氏は、福島第一原発にたまる処理水を薄めて海に放出する措置が始まったことについて、国際社会から、さらに理解をえられるよう、高い透明性をもってモニタリングなどに継続的に取り組むことが重要だという認識を共有しました。
そのうえで、山口氏は、中国で要人と会談する際、日本政府の対応を丁寧に説明する考えを示しました。
また、岸田総理大臣は、山口氏からの要請に応じて、習近平国家主席宛ての親書を託す意向を伝えました。
このあと、山口氏は記者団に対し、「政府間の関係がよい時も悪い時も、中国共産党との交流を継続してきたのが公明党の特徴であり役割だ。処理水の問題だけでなく、大局に立ち、建設的で安定的な日中関係を作り上げるため、最大限の努力をしたい」と述べました。