射撃 吉岡大 パリ五輪代表に事実上内定 世界選手権で4位

アゼルバイジャンで行われている射撃の世界選手権は22日、男子ラピッドファイアピストルの決勝が行われ、東京オリンピック代表の吉岡大選手が4位に入り、パリオリンピックの出場枠を獲得して事実上の代表内定を決めました。

射撃の世界選手権はアゼルバイジャンのバクーで22日、男子ラピッドファイアピストルの決勝が行われました。

25メートル先の的に向けて8秒、6秒、4秒という短い制限時間内にそれぞれ5発発射し、2日間で合計60発を撃ち込んで得点を競う予選では、吉岡選手は、合計584点で4位に入って決勝に進出しました。

そして、上位6人で競い、制限時間4秒で最大40発を撃ち込む決勝でも19点で4位に入りました。

今大会では男女ともに原則4位以内に入ると各国・地域に来年のパリオリンピックの出場枠が与えられ、日本は1つを獲得しました。

日本ライフル射撃協会は、来年3月末時点で強化指定選手であることを条件に出場枠を獲得した選手をそのまま代表にするとしていて、吉岡選手の事実上の代表内定が決まりました。

吉岡選手は京都府出身の37歳。

京都府警の警察官となったあと、23歳で射撃競技を始め、29歳の時からラピッドファイアピストルに取り組んでいます。

初めて出場したおととしの東京オリンピックは8位でした。