中古車販売「グッドスピード」損保会社の保険金請求調査に対応

名古屋市に本社がある中古車販売会社「グッドスピード」は、損害保険会社から過去の保険金の請求について調査の協力を求められ、対応していることを明らかにしました。
「ビッグモーター」による保険金の不正請求問題を受けて、損害保険各社はほかの中古車販売会社でも不正がないかどうか調べています。

名古屋市に本社がある中古車販売会社の「グッドスピード」は、損害保険会社から過去の保険金の請求について調査の協力を求められ、対応していることを明らかにしました。

関係者によりますと、車の修理費用を過大に計上して、保険金を水増しして請求していないかどうか調べていて、すでに金融庁に報告している損害保険会社もあるということです。

損害保険各社は、「ビッグモーター」による保険金の不正請求の問題を受けて、ほかの中古車販売会社でも不正がないかどうか調べていて、問題が同業他社にも広がる可能性があります。

グッドスピードは「詳細については調査中で、今後、新たに公表すべき内容が判明した場合には速やかに公表する」とコメントしています。

「グッドスピード」とは

名古屋市東区に本社がある中古車販売会社の「グッドスピード」は、2002年に愛知県春日井市に出店し、創業しました。

会社のホームページなどによりますと、新車や中古車の販売、自動車の整備・板金、それに保険代理店業などを手がけていて、中古車の販売では、SUV=多目的スポーツ車を強みとしています。

東海地方を中心に店舗を拡大し、東京証券取引所の市場区分のうち、新興企業が多い「グロース市場」に上場しています。

今月14日時点では、子会社を含めて、販売店など合わせて49の拠点があり、グループ全体で従業員はおよそ800人だということです。

去年9月までの1年間のグループ全体の決算では、売上高が561億4400万円、営業利益はおよそ10億円となっています。