スロビキン空軍総司令官「解任された」 ロシアメディア伝える

ロシアの一部メディアは、2023年6月に武装反乱を起こしたロシアの民間軍事会社ワグネルの代表、プリゴジン氏と関係が近いとされていた空軍の総司令官セルゲイ・スロビキン氏について「解任された」と相次いで伝えました。

ロシアの新聞「RBK」の電子版は22日、関係筋の話としてロシア空軍の総司令官セルゲイ・スロビキン氏について「異動のため職を解かれ、国防省の裁量に委ねられている。現在休暇中だ」と伝えています。

そのうえで、ウクライナへの軍事侵攻を進める副司令官のポストもあわせて解任されたと報じています。

また、政権に批判的なラジオ局の編集長だったベネディクトフ氏は、スロビキン氏は、大統領令によって解任されたとSNSに投稿しました。

政権側から公式の発表はなく詳しいことは分かっていませんが、スロビキン氏は、2023年6月に武装反乱を起こしたロシアの民間軍事会社ワグネルの代表、プリゴジン氏と関係が近いとされていました。

スロビキン氏は、武装反乱の計画を事前に把握していたとも伝えられるなかでその消息に関心が集まっています。