米 レモンド商務長官 27日から中国を訪問へ

アメリカ商務省は、レモンド長官が8月27日から中国を訪問し、中国の高官と会談すると発表しました。アメリカと中国は半導体などの先端技術を巡って対立が続いていて、今回の訪問が関係改善につながるか注目されます。

アメリカ商務省は22日、レモンド長官が8月27日から30日までの日程で、北京と上海を訪問すると発表しました。

レモンド長官は滞在中、中国の高官と会談し、米中の商業関係の懸案や、アメリカ企業が直面している課題、それに、両国の協力分野などについて建設的な話し合いを期待しているとしています。

バイデン政権は8月9日に、軍事転用のおそれのある半導体やAI=人工知能などの分野で中国への投資を規制する方針を明らかにしています。

一方、中国は、半導体の材料などに使われる2つの希少金属の関連品目について、8月から輸出規制を実施するなど、両国の対立が続いています。

7月には、アメリカのイエレン財務長官が中国を訪れ、両国間の対話の継続を確認していて、今回のレモンド長官の訪中が関係改善につながるのか注目されます。