夏の甲子園決勝 入場券は完売 定価10倍超での転売も…注意を

夏の全国高校野球は決勝が行われるのを前に、22日に入場券が販売され、1時間ほどでほぼ完売しました。インターネットでは、定価の10倍を超える価格での転売が横行していて、高野連=日本高校野球連盟は「妥当な価格で観戦していただき、選手たちを応援してもらいたい」と注意を呼びかけています。

夏の全国高校野球は23日に決勝が行われ、史上7校目の連覇を目指す宮城の仙台育英高校と、107年ぶりの優勝を目指す神奈川の慶応高校が対戦します。

決勝の入場券は、22日午前10時からインターネットで販売が始まりました。チケットの販売サイトは一時アクセスが集中してつながりにくい状況になり、販売開始からおよそ1時間ほどで、ほとんどの席が完売になりました。

大会本部によりますと、決勝の入場券は前売りで全席が完売し、当日券の販売はないということです。

一方、インターネットの複数の仲介サイトなどでは定価を大きく上回る価格での転売が横行していて、中には3700円の席の入場券が1枚6万円と、およそ16倍の価格で販売されているケースもありました。

入場券の転売について、高野連=日本高校野球連盟はホームページで、「商業的利用や営利目的の転売行為は固く禁止します」としていて、「ネットオークション、転売サイトなどで販売価格を上回る価格で取引されている事例が数多く見られます。妥当な価格で観戦していただき、選手たちを応援してもらいたい」と注意を呼びかけています。