トランプ氏“24日 当局に出頭する”と投稿 大統領選での起訴で

アメリカのトランプ前大統領が3年前の大統領選挙で敗れた際、南部ジョージア州の結果を覆そうとしたとして起訴された事件で、トランプ氏は自身のSNSに24日、当局に出頭すると投稿しました。

アメリカのトランプ前大統領と顧問弁護士など19人は3年前、2020年の大統領選挙で敗れた際、南部ジョージア州での敗北の結果を覆すよう当局に圧力をかけたとして今月、州法違反の罪で州の大陪審に起訴されました。

ジョージア州の検察は、トランプ氏らに対して25日の正午までに拘置所に出頭するよう求めていました。

こうした中トランプ氏は21日、自身のSNSに「ジョージア州アトランタに行き、急進左派のウィリス検事に逮捕されに行く」と投稿し、24日に出頭する意向を示しました。

州当局は、この事件をあくまでも通常の事件と同じように扱うと強調していて、アメリカメディアはトランプ氏に対して指紋の採取や写真撮影などが行われる可能性があると伝えています。

また、ほかの3回の起訴では保釈金の設定はありませんでしたが、今回トランプ氏には初めて20万ドル、日本円にして2900万円余りの保釈金が設定されると裁判所が明らかにしています。

トランプ氏は合わせて4回起訴されていますが、いずれの事件についても無罪を主張し全面的に争う姿勢を示しています。