国際

ロシアや中国など新興5か国 BRICS首脳会議 22日に開幕

ロシア、中国、インドなど新興5か国で作るBRICSの首脳会議が22日、南アフリカの最大都市ヨハネスブルクで始まります。ロシアや中国は、欧米への対抗軸としてBRICSの枠組みの強化を目指していて、加盟国の拡大などについて話し合われる見通しです。

BRICSは、中国、ロシア、インド、ブラジル、そして南アフリカの新興5か国で作る国際的な枠組みで、毎年、持ち回りで首脳会議を開催しています。

ことしの首脳会議は新型コロナウイルスの感染拡大以降、初めて対面で開催されることになり、南アフリカの最大都市ヨハネスブルクで22日から3日間の日程で始まります。

初日は、中国の習近平国家主席やインドのモディ首相らも出席して、ビジネスフォーラムが開かれることになっています。

一方、今回の首脳会議では、ウクライナへの侵攻をめぐって、ICC=国際刑事裁判所から逮捕状の出ているロシアのプーチン大統領は、ICC加盟国の南アフリカへの訪問を見送り、オンラインで参加することになっています。

ロシアや中国は、欧米への対抗軸としてBRICSの枠組みの強化を目指していて、首脳会議では、アメリカの通貨、ドルではなく、自国の通貨を用いた貿易の促進や、新たな加盟国の拡大などについて話し合われる見通しです。

中国 習主席 “BRICSの影響力の拡大に意欲”

中国の習近平国家主席は、BRICSの首脳会議に出席するのを前に、南アフリカのメディアに寄稿しました。

中国外務省が発表したもので、この中で、習主席は「いま、ますます多くの国が、BRICSのドアをたたき、協力の枠組みに参加しようとしている。BRICSの活力と影響力の大きさを示している」として、国際社会におけるBRICSの存在感が増していると強調しました。

そして「中国は、BRICSのパートナーとともに、協力の枠組みが、国際的にさらに重要な役割を発揮し、BRICSの声がさらに大きくなるようリードしていきたい」として、BRICSの影響力の拡大に、さらに取り組みたいという意欲を示しました。

国連事務総長 首脳会議に出席へ

国連のデュジャリック報道官は21日、グテーレス事務総長がBRICSの首脳会議に出席すると明らかにしました。

国連によりますと、事務総長がBRICSの首脳会議に出席するのは初めてだということです。

事務総長が出席する理由についてデュジャリック報道官は「危機に打ちのめされ、分断が進む世界において、協力に代わる信頼できる選択肢はない、という明確なメッセージを伝える予定だ」と説明しています。

そして、各国首脳との会談を積極的に行い、気候変動や国際的な金融システムの再構築など一連の課題について連帯し、早急に対応するよう求めるとしています。

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