DJ SODAさん性被害問題 観客2人が警察署に出頭 任意で捜査へ

韓国の有名なDJ「DJ SODA」さんが8月出演した大阪の音楽イベントで一部の観客から胸などを触られる被害を受けたとSNSで訴えている問題で、20代の観客2人が21日、大阪の警察署に出頭したことが捜査関係者への取材で分かりました。
警察は任意で事情を聴くなどして捜査を進めることにしています。

「DJ SODA」さんは8月13日に大阪・泉南市で開かれていた音楽イベントに出演した際、一部の観客から胸などを触られる被害を受けたとしていて、イベントを主催した大阪の会社は21日、観客の男女3人について、氏名などを特定しないまま不同意わいせつと暴行の疑いで大阪府警に刑事告発しました。

大阪府警もSNSの画像などをすでに確認しているということですが、21日午後、いずれも20歳の男性の観客2人が府内の警察署に出頭したことが捜査関係者への取材で分かりました。

1人は大阪府阪南市のアルバイト、もう1人は福岡県北九州市の大学生だということです。

警察は刑事告発された3人のうちの2人とみて任意で事情を聴くとともに、当時の映像を解析するなどして捜査を進めることにしています。

DJ SODAさん「原因は服装ではなく加害者」と投稿

「DJ SODA」さんは、SNSの公式アカウントに21日夜、自身のコメントを日本語と韓国語、英語で投稿しました。

このなかでイベント出演当時の服装を責める投稿がSNS上で相次いだことについて「服装と性犯罪の被害は絶対に関係がないので、絶対に被害者を問題と考えて責任転嫁してはいけない」としています。

そして「原因は露出が多いセクシーな服装ではなく加害者である」とつづっています。

また「なぜ被害者に原因追及をするのか。私は加害者も2次加害をする人も同レベルだと思う」として、被害者を責める声を強く非難しました。