鉄砲伝来の地「種子島鉄砲まつり」4年ぶりに開催

鉄砲伝来の地として知られる鹿児島県の種子島で4年ぶりに「種子島鉄砲まつり」が開かれ、火縄銃の迫力ある空砲が会場を沸かせました。

ことしは、1543年にポルトガルから種子島に鉄砲が伝えられてから480年となります。

20日、4年ぶりに開かれた恒例の鉄砲まつりでは、顔に厄よけのしるしをつけた人たちが「太鼓山」と呼ばれる山車を中心に西之表市内を練り歩きました。

見どころとなる「川渡り」では、およそ100人が川に入り「太鼓山」が傾かないように注意しながらゆっくりと対岸まで渡りました。

また、よろいやはかまなどを着て仮装した人たちが練り歩く「南蛮行列」では、地元の火縄銃保存会の人たちが一列に並び、火薬やティッシュペーパーを詰めた火縄銃を一斉に打ち、訪れた人たちを楽しませていました。

去年から種子島に住み、初めてまつりを見たという男性は「火縄銃の音が思っていたより迫力があって、いいものを見ました」と話していました。