水泳 飛び込み 寺内健 現役引退発表 夏の五輪日本選手最多出場

夏のオリンピックで日本選手最多に並ぶ6大会に出場した水泳飛び込みの43歳のベテラン、寺内健選手が来月行われる日本選手権を最後に現役を引退すると発表しました。

これは所属会社が21日に発表しました。

それによりますと、寺内選手は来月1日から始まる飛び込みの日本選手権をもって現役を引退することを決断したということです。

寺内選手は兵庫県出身の43歳。

小学5年生から飛び込みを始め、中学2年生の時には日本選手権の高飛び込みで当時、最年少優勝を果たすなど早くから頭角を現しました。

オリンピックの初出場は1996年のアトランタ大会で、2001年の世界選手権では板飛び込みで3位に入って日本勢で初めてのメダルを獲得するなど、長年、日本の飛び込みを引っ張ってきました。

4大会連続のオリンピック出場となった北京大会のあとの2009年にいったん引退を表明しましたが、その後、現役に復帰し、おととしの東京大会で6回目のオリンピック出場を果たしました。

寺内選手は、日本選手権を終えたあとに記者会見を開く予定だということです。

寺内選手は「大きな思いがある日本選手権を最後の大会にできることを誇らしく思います。すべての方に感謝の思いと、これまでの競技人生の締めくくりとして、最後は自分らしく全力で飛びきりたいと思います」とコメントしています。