お盆休み国内線利用客 コロナ感染拡大前9割回復も台風で伸びず

お盆休みの期間中に国内の空の便を利用した人は去年の1.15倍に増え、大手航空会社では新型コロナの感染拡大前のおよそ9割まで回復しました。一方で当初の見込みより伸びず、台風による欠航が影響したとみられるということです。

国内の主な航空会社11社によりますと、お盆休みの期間の今月10日から20日までの11日間に、国内の空の便を利用した人はおよそ386万人で、去年の同じ時期と比べておよそ1.15倍に増えました。

このうち、全日空と日本航空の国内線の利用客は合わせておよそ283万人で、感染拡大前の4年前と比べるとおよそ93%まで回復したということです。

一方で、当初の見込みより伸びず、2社は、お盆期間中の今月15日に台風7号が上陸し、欠航する便が相次いだことが影響したとみられるとしています。

また、国際線の利用客は全日空と日本航空を合わせておよそ46万人と4年前のおよそ68%で、依然として感染拡大前の運航便数より大幅に少ない状態が続いているということです。

去年と比べた場合はおよそ76%増えていて、ハワイやソウルと結ぶ路線の利用客が多かったということです。