福岡 宮若 女子児童3人が川で溺れ亡くなった事故から1か月

先月、福岡県宮若市で川遊びをしていた小学6年生の女子児童3人が溺れて亡くなった事故から21日で1か月です。地元では、河川事務所や自治会などが身近にある危険な箇所を洗い出すなど、悲惨な水難事故を繰り返さないための取り組みが進められています。

先月21日、福岡県宮若市を流れる犬鳴川で同級生たちと川遊びをしていた小学6年生の女子児童3人が溺れ、亡くなりました。

この日は、夏休みの初日でした。

現場となった川の河川敷に降りる階段の近くには、事故から1か月となる21日も、花や3人分のジュースなどが供えられていました。

事故のあと、市や河川事務所が中心となって、警察や消防、それに学校や自治会も参加する「宮若市水難事故防止協議会」が新たに設立されました。

今月8日には協議会の第1回の会合が開かれ、事故の危険性がある場所に立て看板を設置することや危険箇所を示すマップに川で遊ぶ際の注意事項などを盛り込んだ事故防止の冊子を作成すること、それに学校などを通して子どもたちに改めて水の事故への注意を呼びかけることを決めました。

河川事務所によりますと、現在、地域に身近にある危険な箇所を洗い出していて、その結果をもとに今月末以降、安全点検を行う予定だということです。

協議会は来月も会合を開き、悲惨な水難事故を二度と繰り返さないための取り組みを進めることにしています。