トランプ前大統領 “共和党の討論会に参加しない”正式表明

来年秋のアメリカ大統領選挙で当選を目指すトランプ前大統領は、今週行われる野党・共和党の1回目のテレビ討論会に参加しない意向を正式に表明しました。

野党・共和党は、アメリカ大統領選挙に向け候補者選びが年明けから始まるのを前に、最初のテレビ討論会を8月23日に中西部ウィスコンシン州ミルウォーキーで開催します。

これについてトランプ氏は20日、SNSに、世論調査では党内で2番目の支持率があるデサンティス・フロリダ州知事に「伝説的とも言える大差」をつけていると投稿しました。

そのうえで「世の中の人々は私が誰かを知っている。それゆえ、私は討論は行わない」として、討論会に参加しない意向を正式に表明しました。

有力紙、ワシントン・ポストなどによりますと、トランプ氏は代わりに、FOXニュースの元看板キャスターで、保守層に人気のあるタッカー・カールソン氏のインタビューを受け、その内容は討論会と同じ夜に公開される見通しだということです。

トランプ氏は、3年前の大統領選挙で敗れた南部ジョージア州の結果を覆そうとしたとして、新たに先週、起訴され、今週中に出頭するよう要請を受けていて、弁護団が州当局者とのあいだで、調整を続けているということです。