昔ながらの竹の水鉄砲で“合戦ゲーム” 厳しい暑さしのぐ 静岡

竹で作った昔ながらの水鉄砲で水を撃ち合うゲームが、20日、静岡県菊川市で開かれ、子どもたちがびしょぬれになって楽しみました。

「水鉄砲合戦ゲーム」は、厳しい暑さをしのいでもらおうと、地元のボランティアグループが毎年この時期に開いていて、菊川市の運動公園には幼児から小学生までおよそ120人が集まりました。

ゲームで使うのは、地元で伐採した竹で作った、昔ながらの手押しポンプ式の水鉄砲です。

子どもたちは7人ほどのチームに分かれ、相手チームのヘルメットに付けられた薄い紙が貼ってある直径10センチほどの丸い的を水鉄砲で狙い、相手の的を多く破ったチームが勝ちとなります。

子どもたちは水鉄砲を持って走り回りながら、的を狙って撃ち合い、びしょぬれになってゲームを楽しんでいました。中には複数の相手からの集中攻撃を懸命にかわしながら撃ち返す子どもの姿も見られました。

初めて参加した小学4年生の女の子は「暑いので、水をかけられると冷たくて気持ちよかったです」と話していました。

ボランティアグループ「おやじ倶楽部」の伊藤彰彦部長は、「熱中症の予防にも効果があるかと思うので、元気いっぱい楽しんで夏休みの思い出の1つにしてもらえればうれしいです」と話していました。