鳥取 台風7号被害の果樹園などを知事が視察“復旧支援に全力”

台風7号による記録的な大雨の影響で被害が出た鳥取市の果樹園や畑を、鳥取県の平井知事が視察し、復旧支援に全力を尽くす考えを示しました。

台風7号による記録的な大雨で、二十世紀梨などを栽培している鳥取市の果樹園やねぎ畑には、土砂が流れ込んだり落石が相次いだりするなどの被害が出ました。

平井知事は農業被害の状況を確認しようと被災地を視察し、このうちおよそ3ヘクタールにわたって白ねぎが倒れた鳥取市河原町のねぎ畑では、生産者から「近くを流れる川の水があふれて畑がプールのようになった。白ネギが折れたり泥をかぶったりして出荷することができなくなった」と説明を受けました。

また、鳥取市佐治町の果樹園では、農道を落石がふさぐなどして通れなくなっているところがあり、二十世紀梨や新甘泉といった特産の梨を出荷することが困難になっていて、生産者は「ほ場へと続く道を車が通れるようにしてほしい」と要望していました。

平井知事は「ことしも収穫できるように、市とJAと一緒になって打開を図りたい。時間をかけて復旧作業が必要なものについては、9月議会に向けて予算編成を進めていきたい」と述べ、復旧支援に全力を尽くす考えを示しました。