イーロン・マスク氏 “Xのブロック機能廃止へ” 懸念の声も

アメリカのソーシャルメディア大手、旧ツイッターのXを所有するイーロン・マスク氏は、特定のアカウントからの連絡などを制限できるブロック機能を廃止する考えを明らかにしました。
ブロック機能は、ひぼう中傷などを投稿するアカウントから利用者を守る役割があり、懸念の声もあがっています。

イーロン・マスク氏は、18日、自身のXに利用者が特定のアカウントからの連絡やフォローなどを制限できるブロック機能について、「直接メッセージをやりとりするダイレクトメッセージを除いて廃止する予定だ」と投稿しました。

リンダ・ヤッカリーノCEOも、自身のXに「利用者の安全が最優先事項だ。われわれは現在のブロック機能よりよいものを作ろうとしている」などと投稿し、利用者の安全に配慮しながら機能を見直す考えを示しました。

ブロック機能は、ひぼう中傷や差別的な発言を投稿してくるアカウントから利用者を守るために広く利用されてきただけに、突然の廃止の表明に対してはXの利用者から懸念の声もあがっています。

マスク氏は、「言論の自由」を守るためだと主張して、旧ツイッターを買収しましたが、SNSの利用者を保護する仕組みが、廃止されることになれば、利用者離れが加速することも予想されます。