日頃の不満など叫び「ちゃぶ台ひっくり返す」大会 岩手 矢巾町

日頃の不満や願いなどを叫びながらちゃぶ台をひっくり返し、パフォーマンスを競うユニークな大会が岩手県矢巾町で開かれました。

この大会は、まちおこしの一環として、地元の商工会の青年部が毎年開いているもので、矢巾町にあるレジャー施設の会場には県内外から3歳から73歳までの22人が出場しました。

競技は、およそ40センチ四方の小さなちゃぶ台を、日頃の不満などを叫びながらひっくり返し、台の上にのったおもちゃのサンマが飛んだ距離や、叫ぶことばの内容、衣装のユニークさを競います。

参加者は「阪神タイガースことしこそ優勝しろー」とか「給料上がってくれー」、「高校野球、花巻東がんばれー」などと叫んで、勢いよくちゃぶ台をひっくり返し会場を盛り上げていました。

審査の結果、優勝は、おもちゃのサンマを最も長い7メートル6センチ飛ばした参加者に決まりました。

飛距離で2位だった盛岡市の大学生は「悔しかったです。来年こそは優勝したい」と話していました。

福島県から小学生の息子と一緒に参加した50代の男性は「日頃思っていたことを口に出せてすっきりした。また参加したい」と話していました。