侵攻からまもなく1年半 ウクライナ料理などに触れる催し 千葉

ロシアによるウクライナへの侵攻が始まってまもなく1年半となるなか、ウクライナの伝統的な料理や音楽に触れる催しが千葉県で開かれました。

去年2月にロシアによるウクライナへの侵攻が始まったあと、戦火を逃れた人たちの避難生活も長期化しています。

そうした現状について考えるきっかけにしてもらおうと、19日に千葉県浦安市で開かれた催しには、親子連れなどが参加しました。

会場では、ウクライナの家庭料理の「ボルシチ」作りが行われ、参加した親子がウクライナ大使館の職員から手順や味付けを教わりながら料理を完成させ、本場の味に舌鼓を打っていました。

また、民俗楽器の「バンドゥーラ」の演奏が披露され、ウクライナに古くから伝わる民謡などの音色に聞き入っていました。

ウクライナ出身の演奏者カテリーナさんは「演奏したのは子守唄ですが、去年から私にとっては叫びのような曲になってしまいました。平和で安全な日本にいながらウクライナのことを考えない日はありません」と話していました。

演奏を聴いた中学1年生の女子生徒は「ウクライナ語なので歌詞の意味はよく分かりませんでしたが、思いが伝わってきて感動しました。戦争は何もしていない人を傷つけてしまうものなので、戦争がなくなってほしいと思いました」と話していました。