バイデン大統領 米中首脳会談は「この秋に行うことを期待」

アメリカのバイデン大統領は中国の習近平国家主席との首脳会談について「この秋に行うことを期待している」と述べ、11月に開かれるAPEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会議などにあわせた会談の実施を検討しているものとみられます。

アメリカのバイデン大統領は18日、ワシントン郊外で開かれた日米韓の首脳会談のあとの共同記者会見で、中国の習近平国家主席との首脳会談について質問され、「この秋に行うことを期待している」と述べました。

米中両首脳は、▽来月にインドで開かれるG20=主要20か国の首脳会議、▽11月にアメリカで開かれるAPECの首脳会議に出席するとみられていて、こうした国際会議にあわせて首脳会談を行うことを検討しているものとみられます。

バイデン大統領は、中国について競争関係にあると位置づけ、18日に行われた日米韓の3か国の首脳会談でも経済的な威圧などに連携して対処していく考えを強調しました。

一方で、偶発的な出来事が衝突に発展しないよう対話を重視する姿勢も示していて、習主席との首脳会談を実現し、米中関係を安定させたい考えです。