名古屋 57の公園から 金属製のピンやくぎなど約600本見つかる

愛知県西尾市の公園で、地面に打ち込まれたくぎで小学生が大けがしたことを受け、名古屋市が市内の公園を緊急に点検したところ、57の公園で金属製のピンやくぎなど、合わせておよそ600本が見つかりました。
一部にはひもが結び付けられていたことから、野球のベースの位置などの目印として打ち込まれたものとみられています。

ことし4月、西尾市の公園で、ソフトボールの練習をしていた小学生が地面に打ち込まれたくぎで大けがをしたことを受け、名古屋市は、今月市内の公園のうち野球のグラウンドや広場などがある207か所を点検しました。

その結果、57の公園で、金属製のピンやくぎなど、合わせておよそ600本が見つかったということです。

見つかったピンやくぎなどは、すべて、地面の中に打ち込まれた状態で、一部には先端に色がついたひもが結び付けられていたことから、野球のベースの位置などの目印として打ち込まれたものとみられています。

名古屋市は、今回、点検の対象としなかった1200か所余りの公園についても、今後、定期的に見回りを行い、危険物が見つかった場合は、すみやかに撤去することにしています。

名古屋市は、ピンやくぎを地面に打ち込むことは極めて危険だとして、利用者に対し、注意喚起を行うことにしています。