ビッグモーター 神奈川の2店舗前から除草剤検出 被害届提出へ

神奈川県は店の前の街路樹が枯れた中古車販売会社ビッグモーターの4つの店舗のうち、2つの店の前から除草剤の成分が検出されたと明らかにしました。近く警察に被害届を提出する方針です。

県は、管理する道路に面したビッグモーターの店舗のうち、街路樹が枯れた平塚市、藤沢市、横須賀市内の4つの店舗について、街路樹の周囲の土壌を検査した結果、「平塚四之宮店」と「藤沢店」の前から、除草剤の成分が検出されたと明らかにしました。

この2店についてはビッグモーターも除草剤をまいたことを認めていて、県は週明けにも警察に被害届を出す方針です。

県は4つの店舗の近くにある井戸の水についても、除草剤の成分が含まれているか調査しているということです。

小山真生道路管理課長は「県民の財産を毀損され、大変な憤りを感じている。被害届を提出し警察の捜査に委ねたい」と話しています。

一方小田原市は、市内にあった店舗前で街路樹が枯れていたことについて、ビッグモーター側から「話を聞けた従業員からは除草剤をまいたという話は出てきていないが、店舗の周囲でのみ街路樹が枯れているので、関与した可能性がある。原状を回復したい」と申し出があったことを明らかにしました。