阿波おどり 暴風警報で開催 徳島県知事 “検証が大事”

今月14日、台風7号の影響で徳島市で「高齢者等避難」の情報や暴風警報が出ていた中で、阿波おどりが開催されたことについて、徳島県の後藤田知事は、主催した実行委員会で責任を取れる体制だったのか検証する必要があるという考えを示しました。

今月12日から4日間の日程で開幕した徳島市の阿波おどりについて、主催した実行委員会は台風7号の影響を考慮し最終日は中止しましたが、3日目の14日は開催しました。

開催された14日の夜は、徳島市に「高齢者等避難」の情報や暴風警報が出されていて、踊り手たちは雨が強まる中、屋外で踊りを披露しました。

これについて、徳島県の後藤田知事は18日の会見で「現場は苦渋の選択だったと思うが、県民らの納得と共感を得られたかを検証することが大事だ。行政の長として安全性を非常に心配している。今後は、責任をとれる体制を整備してほしい」と述べ、実行委員会で責任を取れる体制だったのか検証する必要があるという考えを示しました。

そのうえで「実行委員会などからは何らかの相談をしてほしかった。県が持っているノウハウもあるので、今後は相談しながら阿波おどりを開催していければいいのではないか」と述べました。