ビッグモーター 名古屋の4店舗前から除草剤検出 被害届提出へ

中古車販売会社「ビッグモーター」の店舗前の街路樹が各地で枯れている問題で、名古屋市は、市内にある4つの店舗前で、枯れた街路樹や土壌を調査したところ、いずれの店舗の前からも除草剤の成分が検出されたと発表しました。市は、警察に被害届を提出することにしています。

「ビッグモーター」の店舗前の街路樹が各地で枯れている問題を受け、名古屋市は市内にある4つの店舗前で、枯れて伐採された街路樹の切り株の一部や土壌を採取し、除草剤の成分が含まれていないか調査しました。

その結果、▽中川区、▽南区、▽名東区の3つの店舗前の切り株から除草剤の成分が検出されたほか、街路樹が枯れていなかった守山区の店舗前でも土壌から除草剤の成分が検出されたということです。

結果を受け、市は切り株から除草剤の成分が検出された3つの店舗前の街路樹について、何者かが除草剤を使用したとして、警察に被害届を提出することを決めました。

市によりますと、会社側からは街路樹の復旧に向けて対応したいという連絡が入っているものの、除草剤の使用に関する説明はないということで、市は会社側に除草剤の使用の有無について内部調査を依頼することにしています。

愛知県内では、このほか、西尾市の店舗の前で街路樹が枯れているのが確認され、店舗側が県の調査に対して、過去に除草剤を使用したことを認めていて、県が店舗前の土壌の調査を行っています。