沖縄 尖閣沖 中国海警局の船4隻が相次いで領海に侵入

18日未明、沖縄県の尖閣諸島の沖合で中国海警局の船4隻が相次いで日本の領海に侵入し、海上保安本部は直ちに領海から出るよう警告を続けています。

第11管区海上保安本部によりますと、中国海警局の船4隻が、尖閣諸島の南小島の沖合で18日午前2時11分から相次いで領海に侵入しました。

このうち2隻は、17日夜から日本の領海のすぐ外側にある接続水域を航行していた船で、18日午前2時40分現在、南小島の南南東の沖合およそ20キロから22キロの領海内を航行しているということです。

また、ほかの2隻は南小島の南東の沖合およそ19キロから22キロの領海内を航行しているということです。

海上保安本部は直ちに領海から出るよう警告を続けています。

尖閣諸島の沖合で中国海警局の船が日本の領海に侵入するのが確認されたのは先月19日以来で、ことしに入って21件目です。

政府は「官邸対策室」

沖縄県の尖閣諸島の沖合で、18日未明、中国海警局の船4隻が日本の領海に侵入したことが確認され、政府は、総理大臣官邸の危機管理センターに設置している「情報連絡室」を、午前2時11分に「官邸対策室」に切り替え、情報収集と警戒監視にあたっています。